なぜ介護福祉士は将来性が高いと言われるのか

介護業界は幅広い世代に人気

介護業界へ転職をしてみようと考えている人は若い世代だけではなく、幅広い世代の人たちがいます。介護業界は転職の受け入れも幅広いため、転職が難しくなってくると言われる30代の人たちも難しく感じる事なく転職ができたという人もいます。
このように介護業界を目指す人が幅広い年代にいますが、介護福祉士の将来性が理由になっていることが多くあります。ここではそんな介護福祉士の将来性が高い理由について、今後の介護業界の可能性や給料や待遇などを紹介していきます。

数少ない成長産業

日本の高齢化社会は類を見ないスピードで進行しており、全体の人口は2010年をピークに人口減少が進んでいますが逆に75歳以上の高齢者数は急速に増加しています。全体の人口が減っている中で高齢者が増えているということは当然高齢者の割合が多くなっています。これは2060年になっても高齢者の数は増え続けることが予想されています。
そして介護業界はその高齢者に向けたサービスを提供している業界ですので、介護業界サービス受給者も増えてくることは間違いありません。そして人口の減少を止めるために国が少子化対策をしたとしても、高齢者の数が減ることはありませんのでサービスを受給する人は増え続けます。そのため介護業界は日本の中で数少ない成長産業ということがわかり、中でも介護福祉士の需要は特に高まります。

社会全体が求めている職業

介護職員の数が2000年は55万人でしたが2012年の時点で約3倍の149万に到達しています。2025年には250万人の人たちが介護職員として必要とされます。しかし実際には2025年に介護職員数を増やすことができるのは、現状では220万人までしか難しいという推測もあるため30万人の介護職員数が不足すると考えられています。
こういった事情から介護業界で働こうと考える人は人手不足である介護業界からすると歓迎されますし、さらに高齢者の介護問題を抱える日本という国からも歓迎されます。もちろん介護の仕事は適当な気持ちでは続かないという面もありますので、誰でもできるからと考えることはできません。しかし今最も社会的に必要とされている職業の筆頭とされている介護福祉士は、今後日本社会に欠かせない重要な職業としてますます認知されていくことになるはずです。未経験者でもわかりやすいキャリアアップの方法がある介護福祉士は働く個人の可能性も高く、需要もとても高まる職業となっていくことは間違いありません。